雨。漫画喫茶。
灰橋等につれられて入るのはもう4度目になるが、マンキツの真の存在価値を見出せた気がする。それは、「普段買えない漫画を読む」。
マンガが好きならば、書評や売上ランキングなどで興味を引く「面白いマンガ」は悉く読んでみたいのだが、どーしても、これは、さすがに、恥ずかしくて、書店のバイトのおねーちゃんに手渡すことは出来ない。いやそれ以前にそのマンガが存在している本棚に立つことも恥ずかしい。そんなマンガがある。例え勇気を持ってそのマンガを手にとっても、もしも地元の本屋でコレを買ってるのを見られたら、こんなマンガが部屋の本棚にあるのが見つかったら、地球破壊爆弾ていどでは済まされないマンガがある。
しかし、マンガ喫茶という閉鎖空間であれば、逆に堂々とそのマンガを読むことができる!
……で、『ふたりエッチ』を読んでみました。
いやー、ネットの売上ランキングなんかでちょくちょく見かけて、一体なんだと思ってたのよコレ。売上はいいし表紙を見る限りイカニモな感じなのに、個人サイトやその辺のコミュニティで評価を見かけないのも不思議だし。
感想。こりゃ売上ナンバーワンとか行くはずだわ。だって、これ成人指定かかってないエロマンガじゃん。ドエロ。中高生が買い漁るわなあそりゃあ。つうか内容は要するにセックスの手引書。マンガとしてどうこうじゃないんだから評価も無いか。
6巻まで読んだが、セックスセックスセックスセックスセックスずーっとセックス。せめてラブコメとして機能すればいいのにそれもなく、いやセックスコメディとしても面白くない。設定なんかそれこそ中学生が妄想で作ったんかと思いたくなるベタベタ具合。アメリカのシチュエーションコメディ "Mad About You" みたく女がぎっくり腰になって1日中寝そべってたりとか、男がバイアグラ服用しすぎてマンハッタン走り回ったりとか、そういうまっとうなセックスを元にしたギャグがあってもいいのに。
しかしそういった真っ当な面白さを超えて、あまりの馬鹿馬鹿しさに笑えてしまう。そしてなにより、いやその、……勉強になる……。そうかああやってやればスムースに行くんか……。もっと知りたい……続きも読みたい……。
と、こうやってエロマンガを堂々と買えないぐらいの一般人も、作者の術中にハマってゆくのだった。恐るべし、ふたりエッチ。
今度行ったらもっかい読もーっと。
|